当クリニックではオープン時より副作用が少なく体にやさしい治療を目指してきました。今でもその方針は全く変わりませんが、C型肝炎の治療におけるインターフェロンの使用については方針が変わりましたのでお伝えします。
従来、インターフェロンを使った治療は副作用がひどく、発熱、倦怠感、疲労、脱毛、うつ、精神症状などが、多くの患者さんに発現し、インターフェロンの目的であるウィルスを完全に駆逐(ゼロにする)に成功する例は2〜3割程度でした。
従って当クリニックは数年前まで、インターフェロンの治療を受けて大変苦しんだ患者さんや、本人は受けていなくとも、知人や家族がインターフェロンを受けてその苦しさを目の当たりに見て、自分は絶対に受けたくないという駆け込み寺のような状態でした。
私自身も、ウィルスを駆除できる確率が2割〜3割なのに副作用はほぼ10割というあえて苦しい治療をするより、副作用がほとんどなく体にやさしいプラセンタ治療で仲良くウィルスと同居しながら肝硬変や肝臓癌が発生しないようにしていこうという方針で、プラセンタ療法を活用して参りました。その結果、当クリニックにおいて、C型肝炎の患者さんが肝硬変や肝臓癌に進行する例は平均的確率と比べるとかなり少なく成果は十分に上がっていたと思います。
ところが1〜2年前より、インターフェロンが改良され副作用が軽減され、またリバビリンという内服薬と併用することによりウィルスがゼロになる確率も5割を超えるようになってきました。
当クリニックでもプラセンタと併用する患者さんが出始め、副作用が少なくインターフェロンの有効率も良いようです。インターフェロンの投与が入院をせずに外来の通院だけでも可能になったため、当クリニックでも今後はインターフェロンの使用をC型肝炎の患者さんに対して考えていくことにしました。ただあくまでも患者さんの意思を尊重したいと思いますので、医師から強くすすめるようなことはぜず患者さんの希望する場合のみ治療を始めます。
なお、従来は肝機能の数値(GOT、GPT)が正常なC型肝炎の方はインターフェロンの対象にはなりませんでしたが、最近肝機能が正常であっても肝炎ウィルスの保有者にはインターフェロンを使用するということになりましたので該当する方はどうぞご相談ください。
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